生命（いのち）の子守歌
越智啓子著 PHP研究所
越智さんは精神科医で治療に過去生療法（催眠状態の時、心の傷の原因となっている過去生に戻り再体験することにより今の症状が癒される）を用いられています。
越智さんは普通？の西洋医学の医師でしたが、ご自分が過労で倒れ西洋医学に限界を感じ、ヒーラー（癒しによる治療を行う人）に退行催眠治療してもらったことがきっかけでご自身も過去生療法を行うようになりました。
越智さんは「よく誤解されるのですが、過去生療法を受けさえすれば、あらゆる病気が、たちどころに治るというわけではありません。この本でご紹介している症例は、効果がはっきりと表れたケースの一部であり、しかも、お読みくださればおわかりになるように、何度もの診療を重ねながら、病気の原因を少しずつ明らかにして解放していくわけです。むしろ、患者さんの意識や価値観が大きく変わり、人生を前向きにとらえ始めることの方が、大きな効果をもたらすのです。
私がこの本を執筆した理由も、皆さんに「自分の過去生を具体的に知ってください」と訴えることが目的ではなく、「自分の過去生がどのようなものであれ、自分という存在が偶然に生きているのではなく、愛のこもった大きな仕組みの中で守られながら生かされている」ということに、気づいていただきたいからです。人間は本来、「光」の存在であり、人生でさまざまな体験を積んで成長するために、少しの間、肉体をさずかっているのです。この本によって、そのことをご理解いただき、日々の生活を、前向きで明るく楽しいものにしてくださるよう願っています。」と言われます。
越智さんの言われるとおり、今現在をどのように生きるかが大切で、そのために必要ならば過去生も知る意味があるのだと思います。
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