生まれてきて、よかったね！
越智啓子著 サンマーク出版
少しご紹介します。
今までは、自分を不完全な状態だと感じて現状を直さなくてはいけないと思い込んでいた人が、ノイローゼや神経症だと自分を疑って治療を受けるケースが多かったと思います。けれど、人生の深い意味をもっと探ってみると、昔の自分、つまり過去生の自分が強く願っていた夢が、じつは今生でちゃんと実現していることも多いのです。
人は誰でも過去のデータをもとに、光の存在であるマスターたちのアドバイスを受けながら、カルマ（因縁や宿命）の解消という魂の宿題と一緒に、過去生での夢の実現も計画に入れたシナリオを、自分で生まれる前に書いてきています。
どうぞ、人生のシナリオを書いた自分を信頼して、今の自分を一〇〇パーセント受け入れてあげてください。きっと元気が出て、新たな一歩を踏み出せるようになります。
面白いもので、自分を受け入れることができるようになるとほかの人に対しても同じ気持ちになれます。今の相手そのままを、まずは一〇〇パーセント受け入れられるようになるのです。そうすれば、相手もあなたと同じく緊張がとれて体がゆるみ、安心して前に進めるようになるでしょう。
昔からよく、「相手を変えようと思わないで、自分を変えなさい」と言われます。
認めてあげることも愛です。自分に対しても、ほかの人にも、十分に認める心をもってあげてください。あなたがまず、自分やまわりの人を認めることによって、今度は、そのまわりの人々の気持ちがどんどんほどけてリラックスしていき、やがては必ず、すべての人々がお互いに安心して成長し合えるようになれるのです。そして、今以上に、もっと輝いていくのです。（100p）
※最近の研究によれば、人はさまざまなことを学ぶため、生まれる前に今生でのできごとを決めてくるといわれています。
でも普段はそのことが意識できないために自分の身の回りに起こることに対して冷静に対処することができず、一喜一憂してしまうことが多いですね。（私はしょっちゅうコレです）
自分に今起きていることは自分にとって必要なことで、それは自分が決めたことなんだ、と、たとえ頭の中で理解できただけでも日常の苦しみがずいぶんとやわらぎます。
越智先生の言われるとおり、自分を受け入れることができるようになれば、今の相手そのままを、受け入れられるようになるのだと思います。
そうしようとは思っていなくても対人関係で何か気に入らないことがあると、自分の都合のいいように相手を“矯正”しようとします。
ひとり、ひとり、それぞれに自分で決めた学びがあり、お互いの人間関係もそれぞれに必要な学びのための役割だと理解できれば、むやみに相手を変えるのではなく受け入れることもだんだんとできるのではないかと思います。
※最近の研究
医学の発達により世界中から報告されるようになった「臨死体験」や心理療法のひとつの催眠の技術が発達したことによる「退行催眠」によって「過去生」の存在があきらかになりました。これらの研究により“生の意味”が明らかにされつつあります。
福島大学助教授の飯田史彦さんが書かれた『 生きがいの創造 』（PHP研究所）ではこれらの研究をわかりやすくまとめてあります。（『 生きがいの本質 』『 ブレークスルー思考 』『 生きがいの真実 』などの飯田さんの他の著書も読まれると一層理解が深まります）
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最終更新日：2008年12月12日