１５年ぶり？に
 |
| 昭島MOVIXです |
少し前の日記に『５年ぶりに』と題してパソコンを買い換えたことを載せました。
今回、何が１５年ぶりなのかというと映画です。
私はほとんど映画も見なければ（映画館で）ドラマも見ない、小説も読まないです。
映画にしても小説にしてもそれでなければ表現しづらい事柄もあり、おもしろい表現手段だとは思うので、「作り物だ！」として一概に否定はしませんが、あまり積極的に見たり読んだりはしません。
１５年というのはちょっとオーバーかもしれませんが、思い出せるのはその位前のことです。
今回見たのは『山のあなた 徳市の恋』という映画です。
70年前に清水宏監督が発表した「按摩と女」をカヴァーした作品です。通常、映画など以前の作品を、ほぼ同じ内容のまま作り直したものは「リメイク」と呼ばれるそうですが、オリジナルの「按摩と女」を見た感覚を究極的に再現するビジョンを持って製作した為に石井克人監督はあえて「カヴァー」という言葉を使われたようです。
この映画は５月２４日に公開されましたが、その前後、テレビで按摩の徳市役の草なぎ剛さんが出演されて映画の宣伝等されていたのを見て、治療という同じ業界の人？の話でもあり興味をもったので見てみたいな、とは思っていたのでした。
ネットで調べてみると近所の昭島MOVIXでもやっています。
昭島MOVIXとは２年前にＪＲ昭島駅近くにできた映画館です。
あまり遠くまで見に行くつもりはなかったのですが、近くでやっていること、普通映画は1,800円しますが、この作品は何と！誰でも1,000円で見られこと、そして昭島MOVIXでの上映は今週の金曜日27日までなので今日行かなければもうもう見るチャンスはありません。
そんなこんなが重なって雨が激しく降っている中、行ってみる気になりました。
ストーリー自体には特に引き込まれるところはありませんでしたが、70年前の温泉場の懐かしいような癒されるような雰囲気、新緑がまぶしい山や川の織りなす自然の風景が美しかったです。
またヒロイン、マイコさんの和服姿も凛として美しかったなぁ。
自然の美しい風景が写し出されているときは、自然の豊かさを強調する為？か、野鳥の声がふんだんに聞こえてきました。川でよく鳴いていたイカルチドリの柔らかい声は私の好きな鳴き声なので特によかったです。
映画はやはり今でもデートの定番なのでしょうか。
二人でいらしている方ばかりでしたね。
男一人で見に来ているのは私だけでしたが、こういう映画だから特にそうなのかな。
昨日から公開された映画『西の魔女が死んだ』では西の魔女役はスピリチュアルな世界を広めたオスカー女優、シャーリー・マクレーンさんの娘サチ・パーカーさんだということを最近知りました。
サチさんはお父さんの仕事の関係で６歳から１２歳までは日本で生活されていました。
サチさんご自身も瞑想したりヒーリングをしたり精神世界の探究をされていたそうです。
英語はもちろんのこと日本語とフランス語は完璧に読み書きし、広東語もかなりできたサチさんは国連で働きたがっていらしたそうですが、あるきっかけがあって俳優学校に入学し女優としての道を歩むことになりました。これらのいきさつはシャーリー・マクレーンさんが著書『ダンシング・イン・ザ・ライト』に詳しく書かれています。
サチさんは子供の時から日本にご縁がありますが、シャーリー・マクレーンさんも前世は室町時代の禅僧、一休さんの愛人、森女（しんにょ）だったそうですから日本との縁が深いのでしょうね。（詳しいことはシャーリー・マクレーンさんが来日され、一休さんと森女が一緒に過ごした酬恩庵を訪れた時のことを、同行された音楽評論家の湯川れい子さんが『幸福への共時性』の中で詳しく書かれています）
そんなことでサチさんのことを本からですが、少し知っていたので、この映画も是非見てみたいなぁ、と思ったのでした。
これも昭島MOVIXでやっているから折をみて見に行こうと思います。
|
