痛み

焼却炉にてお焚きあげ中です

先月の29日（日）実家のお風呂場にて、しゃがんだ状態から立ち上がろうと浴槽を片手でつかんで力を入れた時、手をすべらせて浴槽の角に胸をひどく打ち付けてしまいました。
あまりの痛さに翌日仕事できるだろうか？と思いましたが、息をしても胸には響かないし大丈夫だと思っていました。
これが夕方だったのですが、夜になってくるともうどうにも痛くなり、少し動いても激痛が走るので、これは状態を確認しておかなくてはいけないと思い病院へ行くことにしました。

母が心配していたので、一応様子を連絡しました。
歩いて10分もかからない所に救急病院があるので、歩いて行くつもりでしたが、義姉が車で連れて行ってくれるというので、申し訳なかったのですが、連れて行ってもらいました。
車の乗り降りも満足にできずたいへんな状態でしたが、その病院では診れる先生がいないというのでそこから二駅ほど離れた場所にある病院を紹介してくれました。
義姉がその病院まで連れて行ってくれ、更にお寺まで送り届けてくれました。雨の中一人で電車乗ったりタクシーひろったりではたいへんだったと思うので、本当に助かりました。
休診中は母が泊まりがけで来ていろいろと手伝ってくれたり、兄もあちこち送ってくれたり手伝ってくれたりと皆に感謝しています。
日頃何でも一人でこなさなければ…などと思っていますが、結局は皆に助けられもらわなければ何もできないと改めて感じました。

境内にあるスモモの古木

翌日からとても仕事ができる状態ではないので、月曜日から金曜日まで５日間休診することにしました。
治療の仕事をはじめてから15年以上経つのですが、病気等で休んだことは1度もありませんでした。
少しぐらいの熱でも何でも行ってしまえば何とかしたのですが、今回だけは時間をおかなければ…と思い、休みました。
水曜日の東洋医学講座だけは特に体を使う仕事ではないので、行ってきました。

レントゲンでは肋骨にヒビも骨折もないというのでホッとしましたが、何日経ってもたいして痛みが引かず、逆に痛くなってきました。
結局ただの打ち身ではなく、肋骨を強く打ち付けた時に肋間神経を痛めてしまったようで、それで激痛がなかなかひかないようでした。
最初打ち身だと思いこんでただ安静にしていたのですが、水曜日から経絡治療等をはじめるとだんだんと楽になってきました。
今でも寝返り等はすごく痛いですが、バイクも乗れるようになり仕事も何とか無事にできているのでありがたいです。

最初は安静にしていなければと思って本を読んだり、録りためていたテレビ番組を見たりしていたのですが、治療してだんだんと動けるようになってからは普段なかなかやろうと思いつつできなかったことをやってみました。
まず、お焚きあげです。
お寺では葬儀でおまつりした白木のお位牌や骨壺の入っていた箱等、いろいろとゴミには出せないものが溜まっていました。
前の住職さんに焼却炉買ってお焚きあげしてね、と言われて焼却炉は２ヶ月ぐらい前に買ってあったのですが、忙しくてなかなかできませんでした。
お焚きあげする前には發遣（はっけん）と言って、魂抜きをする儀式を行うのですが、その手順や呪文を確認して、發遣してからお焚きあげしました。
焼却炉は株式会社モキ製作所の「焚き火どんどん」という製品です。高温で焼却できるため、あまり煙もでず、肥料にもなるという白い灰が残るだけです。値段も安く助かります。

お寺のまわりは紅葉真っ盛りです

小さめのを買ったので何回も焼却しましたが、お陰さまで本堂の裏に溜まっていたものをかなりお焚きあげすることができました。
また、野鳥の写真も久々に撮ってみました。
昭島よりも田舎で野鳥の姿もいろいろ目にするのですが、気ぜわしくて写真を撮ろうという気持ちまでにはなっていませんでした。
ちょっとのんびりしていた時にちょうどオナガの軍団がやってきたので、撮ってみました。光の加減があまりよくなくて満足できるものではありませんが、久々に撮れてとてもうれしかったです。

この痛みを受ける因縁はどういうものなのか私にはわかりません。痛めた当日は法事があり、霊的なことで偉そうな法話をしてしまったためなのかなどとも考えてしまいました。
月曜日は動けなかったのですが、火曜日は用事があったので兄が治療院へ連れて行ってくれました。
ずっとお店のシャッターを閉め切りにしてしまうため、臨時休診の貼り紙もしてきました。
お隣の居酒屋さんにも事情をお話ししておかないとと思い、伺いました。すると入口に「本日臨時休業」の貼り紙がしてありました。
「あれ？どうしたんだろ」と思いつつ、裏の方へ回ってみたら奥さんが出ていらっしゃいました。
事情をお話しするとびっくりした様子で、「あら、ウチのも昨日ホームセンターで怪我しちゃったのよ」と言われました。それで今日は臨時休業にされるようです。
こんなこともちろんこれまでなかったのですが、お隣どうし、そろって怪我で臨時休業なんて…、どうしたことなんだろう？とますます謎が深まりました。

境内にやってきたオナガ

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