深い苦しみと悲しみ

原爆ドーム。雨がポツポツ降ってきました

先月、地区の仏教会の旅行で岡山、広島、山口に行って来ました。
会の会計をやっているので強制参加です(^｡^;)。
広島の平和記念公園や嚴島神社には以前から是非訪れたいと思っていたので、ありがたい機会をいただけたと感謝しております。

広島の平和記念公園に向かうためバスを降りたときはまだ雨は降っていませんでしたが、原爆ドームの前にきた時にパラパラと降り始めました。

「原爆の子の像」の前で黙祷する小学生

折り鶴を掲げている少女の像である「原爆の子の像」まで来ると傘をささないといられないほど降ってきました。
仏教会の旅行の為、祈りを捧げる場所として有名な、「原爆死没者慰霊碑」の前で参加した５０人全員でご供養のために般若心経を読誦することになっていました。

原爆死没者慰霊碑前（読経の後）

皆が原爆死没者慰霊碑前に集まり般若心経を読誦するころにはけっこう強い雨になっていました。
読経の後に亡くなられた方々への祈りを込める回向（えこう）をお唱えしますが、まさにこの回向を唱えはじめた瞬間に雨が一段と強くザーッと降ってきました。これには皆驚いていました。
「ああっ、祈りが通じてよろこんでくださっている」と感じました。それと同時に、祈られても祈られても癒されない深い苦しみと悲しみも感じました。
これからも亡くなられた方の為に祈り、平和を祈ることの大切さを教えていただいたような気がいたしました。