『さよなら ゆうれい君』の原画展

原画展の会場です

『さよなら ゆうれい君』の原画展を埼玉県立近代美術館に見に行きました。と言っても何のことだかわからない方が多いと思います。
『さよなら ゆうれい君』とは埼玉を中心に活躍されている、歌手で絵本作家の「さくまひでき」さんが2020年1月にCD発売された歌です。
2020年4月にはこの歌の内容が絵本になって発売されました。今回はその絵本の原画展を見に行ったわけです。
さくまさんは2019年にヒットした映画、『翔んで埼玉』で、「人生たまたま…さいたまで」という挿入歌も歌われています。

CDを買ったらサインしてくださいました

また、日曜日の9時40分から10時まで、埼玉のFM局、NACK5で 「さくまひできのサンデー音楽工房」という番組をやっていらっしゃいます。私はちょうどこの時間帯に車で移動していることが多いので、この番組を何回も聞いたことがありました。
7月13日はちょうど10時少し前に車に乗ったのですが、番組が終わる直前で、最後に7月18日にイオンモール日の出でライブをやります、という告知でした。
イオンモール日の出と言えばいつも買い物でお世話になっている場所ですが、お寺から1kmちょいですごく近い所にあります。

『さよなら ゆうれい君』の絵本です

ラジオで知った人のライブということで行ってみることにしました。これまでもアニメ『もののけ姫』の主題歌を歌われた米良美一さんや美川憲一さんのライブにも行ったことがあります。（美川さんのライブは超混んでいました）

一曲目が「マツケンサンバ」で二曲目に歌われたのが『さよなら ゆうれい君』だったのです。
『さよなら ゆうれい君』は初めて聞きました。超ざっくり紹介すると、亡くなったばかりのゆうれい君があちこちさまよっていましたが、何か気になることがあってあの世に行くことができません。そんな時にお経の声が心地よく聞こえてきたので、近寄ってみると自分の写真があり、大切な人がみな泣いている場面を見て自分のお葬式だとわかります。皆にありがとう、と伝えたかったことを思い出し、お礼を伝え気持ちが安らかになりあの世へ旅立つことができました、というような内容です。

お坊さんの原画の前にて

私はいつもお葬式では、自分の遺体があり、写真があり、皆が自分の冥福を祈ってくれるという機会を通じて、自分が亡くなったことを自覚して受け入れる為の大切な機会だとお話ししています。
まさに同じような内容だったのでびっくりしました。あのさくまさんがこのような歌を歌われているんだと知ってうれしくなりました。また、この日はちょうど午前中にお葬式があり、葬儀の意味の話をしたばっかりだったので、尚更感激しました。
ライブが終わってからCDと絵本を買ったらサインしてくれました。
そしてその『さよなら ゆうれい君』の絵本の原画展があったので行ってきたのでした。
絵本の絵がほぼ展示されていましたが、お坊さんの絵とその下に下書きとして神父さんが描かれたキリスト教式のお葬式の絵がありました。当初、英語版を出版する予定があり、そこでは神父さんの絵を使う予定だったのだそうです。
私もお葬式の話しの中で、「別に仏教式のお葬式をしてお経を読まなければならないのではなくて、こういう機会がとても大切です」とお話ししています。キリスト教式だろうが、お別れの会だろうが、亡くなられた方の死を悼み、冥福を祈ることが大切なことなのだと思っています。

絵本にもサインしてくださいました

※「さよなら ゆうれい君」の絵本と歌が聞ける動画があるのでご紹介します。
■泣ける絵本　読み聞かせ動画（BGM付き）「さよなら ゆうれい君」のページにとびます↑押してください。

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