■ 世界で愛され3500万台　ホンダスーパーカブ

　ホンダ創業者の、故本田宗一郎氏が設計し、その後、世界的なロングセラーとなっているビジネスバイク「スーパーカブ」の累計生産台数が約三千五百万台にも達していることがわかった。

　昭和三十三年八月の発売以来、国内外で生産。その間、ベトナム、ブラジル、モーリシャスと世界中に生産拠点が広がり、バリエーションも拡大したため計算しなおしたところ、推定の二千九百五十万台を大幅に上回った。

　経済性、耐久性など、本田宗一郎氏の“足代わりバイク”という開発コンセプトがあまりに徹底していたためか、五〇cc四サイクルエンジンなど、基本設計は今も同じ。ホンダの開発部隊でも「開発陣がどうフルモデルチェンジしようとしても、最終的に同じ格好になってしまう」と、その先見性に脱帽する。現在、生産は十二カ国、販売は百五十カ国におよび、世界最大販売数を誇る二輪車だ。

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最終更新日：2002年09月29日