梅の公園近くの「青梅きもの博物館」をご紹介します。
　青梅きもの博物館では貴重な皇室衣裳を中心に展示してあります。
　私が訪れた日は比較的空いていたので館長さんがいろいろと熱心に説明してくださいました。
　展示のきものは実に美しく日本の伝統美を感じさせてくれます。
　きものの色合いが何ともいいなぁ、と思いました。

　いただいたパンフレットの一部をご紹介します。

　博物館設立趣意
　きものは日本の伝統美の文化であります。わたしは、きもの教育に携わる者として貴重な宮廷衣裳や時代衣裳の実物の収集を続けてまいりました。今から20数年程前に、元梨本宮家より当学院のきもの教育に暖かいご理解をいただき、両殿下が天皇即位式に着用されました貴重な衣裳をお預りする機会に恵まれ、それをきっ掛けに皇室衣裳・時代衣裳の収集を続けてきたわけであります。
　日本の象徴は富士山です。日本人の象徴はきものです。そしてきものは日本の伝統文化財であります。外国には自国の民族衣裳の博物館が有りますが、日本ではまだ見る事が出来ません。目の前で古（いにしえ）の武家・商家の着用した実物の衣裳が見られる事は誠に素晴らしい事であり、今、ここにきもの博物館を建設する事が私の生涯を通じての責務であると感じ、山紫水明の青梅梅郷の地に博物館を設立したわけでございます。
　収集品は500点を越えます。１つ１つのきものの収集に込められた思い出と、古人が愛した松竹梅鶴亀の文様を見る時、時代を経ても人々の願いであった“長寿”への秘められた思いが込み上げて来るのです。
　どうか１人でも多くの方に日本の伝統文化たるきものを見て頂き、そしてひと時でも、日本のきもの文化に思いを馳せて頂ければ、私の人生の生き甲斐として喜びにたえません。
　館長　鈴木十三男

　（開館日）毎週 金・土・日曜日　午前10時〜午後４時（2003年４月現在）
　電話：0428-76-2019

　ホームページはこちらです。
　http://www3.kitanet.ne.jp/~kimono/oume/

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最終更新日：2004年02月25日