僧   堂


僧堂

 僧堂(そうどう)とは修行の中心となるお堂です。ここで坐禅をし、食事をし、そして睡眠をとります。

 この建物は明治35年に改築されました。中国の宋代の形式に依ったつくりで、間口が約25mで奥行きが約18mです。冬にはちゃんと暖房設備が完備されています。=火鉢1個です。はっきり言って寒いです。

 堂内は三黙道場(さんもくどうじょう)といって話すことは許されません。他には東司(とうす=便所)、浴室も三黙道場の一つです。

 永平寺に入門して10日程坐禅に一日中明け暮れる旦過寮(たんがりょう)を終えて「入堂の拝」という儀式を行い初めて僧堂に入ることを許されます。
 永平寺を去る時は「乞暇(こうか)の拝」という儀式を行います。それ以降は僧堂に立ち入ることはできません。




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