30年ぶりの永平寺
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| 30年ぶりの永平寺正門前 |
皆さま、こんにちは。
もう11月になってしまいましたね。
今年もあと２ヶ月。早いものです。
先月、３０年ぶりに永平寺に行ってきました。
修行していたのは１９８５年の１年間ですが、永平寺を送行（そうあん：修行を終えてお寺から帰ること）して２年後、いろいろな事情でお寺を離れた後、ひとりバイク旅行で立ち寄って以来です。
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| 31年前永平寺から送行する日の記念写真です（正門前にて） |
曹洞宗の住職になってから８年経ちますが、永平寺にご縁はまったくありませんでした。
今回は秋川仏教会という宗派を越えた西多摩地域の仏教会の旅行で参拝できたのでした。
送行してからは３２年経ちますが、永平寺の中を歩いたり、本堂で朝課（朝の祈り）に参列していると当時の思いがそのままよみがえってきました。
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| 永平寺の泊まった部屋より |
以前、日記に書いたのですが、今から１３年前に雨の中、道路の真ん中に落ちていた数珠を拾ったら何と大本山永平寺と刻印されている数珠でした。
いつも治療院でお参りする時、手ににかけていますが、今回はこの数珠も持っていきました。
本堂での朝課の時に手にかけて「一緒に帰ってきたね」と心の中で声をかけてキュッと握りしめました。
せっかく永平寺に行ったのですが、身心の調子が悪く皆が映画を見ている間、一人部屋にいて坐禅をしていました。
坐禅している時、持っていったICレコーダーで部屋から聞こえる永平寺川のせせらぎや雨音を録音していました。
帰ってから坐禅をする時にこの音を聞いています。
まるで永平寺の中で坐っている感覚になりとてもなごみます。
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| 永平寺の朝食 |
禅寺では食事中、しゃべってはいけません。
今回も食事の前に修業僧からこの説明を受け黙々と食べていました。
一緒にしゃべりながらの食事も楽しいですが、目の前の食事に気持ちを集中して味わうというのもなかなかよかったです。
味もとてもよかった。私も食事係にいたのですが、こんなにおいしかったかな、と思いました。
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| 永平寺の夕食 |
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| 32年前、私がお客様にお出しするために作った夕食 |
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