1990年生まれで脳障害児の日木流奈（ひきるな）さんが文字盤によるコミュニケーションからつむぎだした魂の言葉です。
　流奈さんは５歳から文字盤によるコミュニケーションのプログラムをはじめて、『はじめてのことば』は６歳から７歳にかけて執筆されました。
　その深い内容に驚き、感動しました。

　流奈さんの著作に接し、道元禅師のお言葉を思い起こしました。

その形（かたち）陋（いや）しというとも、この心を発（おこ）せば、すでに一切衆生の導師なり。たとい七歳の女流（にょりゅう）なりとも、即ち四衆（ししゅ）の導師なり、衆生の慈父なり。男女（なんにょ）を論ずることなかれ。これ仏道極妙（ごくみょう）の法則なり。
（修証義（しゅしょうぎ） 第四章 発願利生（ほつがんりしょう）より）

風貌や容姿が変わっていようとも、自分よりまず他の人に真理を悟っていただこうという愛があればすでに全ての人々の真理への導き手なのです。たとえわずか七歳の幼い少女であっても真理を目指す人々の指導者であり、全ての人々の慈しみ深い父親のような存在なのです。性別など関係ありません。これは真理の最高の法則なのです。

　流奈さんのホームページはこちらです。
　流奈さんのメッセージや交流会のお知らせなどが掲載されています。是非ご覧ください。

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最終更新日：2004年03月02日